ご存知!御伽棋王子です。
いきなりですが!!
皆さんは正露丸の匂いって好きですか?
(こういう書き方したら、えっ…王子…ビニール袋に正露丸入れてスゥーハァしてそう……って思われるかもww)
(誰が正露丸中毒や!w)
今回は、所謂正露丸の匂いがすると言われる、ウイスキーについてお話したいと思います。
正露丸臭いウイスキーをざっくり一括りにすると、アイラ島で造られるウイスキーのことを指します。
この正露丸臭い匂い、その正体は……!
(もったいぶりすぎw)
ピート香と言われる香りです。
ん?ピート?何それ?正露丸の元?ってなる方おられると思いますが…。
ピートとは、ツヅジ科エリカ属の低木ヒースや草、樹木等が推積してできた泥炭、草炭のことで、スコッチ特有の薫香はこのピートの燻煙によるものなんです。
(あっ、決して正露丸の成分がピートってことではないですよ(汗))
そして、このピート(泥炭)を燻してウイスキーを作っていくわけです。
スコットランドの西岸に連なる島々をヘブリディーズ諸島といいます。
そのへブリデイズ諸島の最南端のアイラ島で造られるウイスキーがアイラモルトで、独特のスモーキーさ、ヨード臭、ピート香で有名です。
アイラ島は、ヘブリディーズ諸島の中では比較的気候が温暖なため、大麦の生育に適していると言われています。
島の4分の1ほどが厚いピート層に覆われ、良質な水に恵まれていることから、ウイスキー作りが盛んになっていきました。
スコットランドで最初にウイスキー造りが伝わった土地ともいわれ、美しい自然が残っていることも、ウイスキー造りの条件を考える上で重要な要素ではないでしょうか。
現在アイラ島には、ブナハーブン、カリラ、アードベッグ、ラガブーリン、ラフロイグ、ボウモア、ブルックラディ、キルホーマン、アードナッホーの9つの蒸留所があります。
キルホーマン以外は全て海辺に建っていて、それがアイラモルトの特徴である「潮の香り、海藻のような」と言われる個性の元になっているんです。
名だたるブレンデッドスコッチで、アイラモルトが入っていないウイスキーはないといってもいいかもしれません。
(バランタインやデュワーズなどが有名ですよね。)
ただ、このアイラモルト強烈な個性のため、アイラシングルモルトウイスキーは飲みにくいと感じられる方も多いです。
(王子はわりとアイラ島のウイスキーは好みなんですが…)
いかがでしたでしょうか?
今回は、ウイスキーの中でも特に個性が強い、アイラモルトについてお話しました。
興味がある!って方は、一度お試しになってもよろしいのではないでしょうか?
あんらびにも、アイラモルトは取り扱いがございますので、宜しければ是非。
次回も琥珀色の兎があなたの特別な物語を紡ぎます。
では、また。